Listening能力の解析(5)

最後に他のInputやOutputでも述べてきた基本的な個人の才能の部分です。チャートを別ウインドウに表示したい場合にはこちら

  • 実は私はReadingにくらべてListeningはどちらかといえば苦手な方です。同じような英語力の人と比べても格段Listeningがいいということがありません。反面、総合的な英語力は私より低い人でもListeningに関してはかなりよく聞ける人もいるのです。
  • この部分を私は基本的に個人個人が持つ耳の分解能と考えています。聴力ではありませんよ。光学機器でよくあることですが、同じ倍率の望遠鏡やカメラのレンズでも使用しているレンズの善し悪しで細部の分解能がかなり変わってきます。これと同じようなもののように感じます。
  • 高速で耳に入ってくる言語を瞬時に脳に伝え、その内容をいかに細かく解析できるか、というようなレンズの分解能に似た基本性能が影響しているように思えてなりません。
  • その証拠にそういう優れた分可能を持つ人は他の言語に対しても同様に優れた聞き取り能力があるようです。よってこれは、ちまたの「ナントカ耳」と称して宣伝しているものとは違うように思います。「ナントカ耳」の部分は実戦で英語をどんどんInputしていくことが一番と私は思います。
最後にまたチャートをみていただきたいのですが、左側に1992と書いた細線がありますね。そこが当時今の会社に入った時点で私が持っていたであろうListening能力です。どの英語を聞いてもstressfulでuncomforableに感じていたことや、国によっては殆ど分からなかったこともよく分かりますよね。たまには、こうして長いスパンで振り返って自分の成長を眺めてみるのもencouragingだと思います。